atcoder#ABC251F. [ABC251F] Two Spanning Trees

[ABC251F] Two Spanning Trees

配点 : 500500

問題文

NN 頂点 MM 辺の無向グラフ GG が与えられます。 GG単純(自己ループおよび多重辺を持たない)かつ連結です。

i=1,2,,Mi = 1, 2, \ldots, M について、ii 番目の辺は頂点 uiu_i と頂点 viv_i を結ぶ無向辺 {ui,vi}\lbrace u_i, v_i \rbrace です。

下記の 22 つの条件をともに満たすような GG22 つの全域木 T1,T2T_1,T_211 組構成してください。( T1T_1T2T_2 は異なる全域木である必要はありません。)

  • T1T_1 は下記を満たす。

    T1T_1 を頂点 11 を根とする根付き木とみなしたとき、GG の辺のうち T1T_1 に含まれないすべての辺 {u,v}\lbrace u, v \rbrace について、uuvvT1T_1 において祖先と子孫の関係にある。

    T1T_1 を頂点 11 を根とする根付き木とみなしたとき、GG の辺のうち T1T_1 に含まれないすべての辺 {u,v}\lbrace u, v \rbrace について、uuvvT1T_1 において祖先と子孫の関係にある。

  • T2T_2 は下記を満たす。

    T2T_2 を頂点 11 を根とする根付き木とみなしたとき、GG の辺のうち T2T_2 に含まれない辺 {u,v}\lbrace u, v \rbrace であって、uuvvT2T_2 において祖先と子孫の関係にあるようなものは存在しない。

    T2T_2 を頂点 11 を根とする根付き木とみなしたとき、GG の辺のうち T2T_2 に含まれない辺 {u,v}\lbrace u, v \rbrace であって、uuvvT2T_2 において祖先と子孫の関係にあるようなものは存在しない。

ここで、「根付き木 TT において頂点 uu と頂点 vv が祖先と子孫の関係にある」とは、「 TT において uuvv の祖先である」と「 TT において vvuu の祖先である」のうちどちらかが成り立つことをいいます。

本問題の制約下において上記の条件を満たす T1T_1T2T_2 は必ず存在することが示せます。

制約

  • 2N2×1052 \leq N \leq 2 \times 10^5
  • $N-1 \leq M \leq \min\lbrace 2 \times 10^5, N(N-1)/2 \rbrace$
  • 1ui,viN1 \leq u_i, v_i \leq N
  • 入力はすべて整数
  • 与えられるグラフは単純かつ連結

入力

入力は以下の形式で標準入力から与えられます。

NN MM

u1u_1 v1v_1

u2u_2 v2v_2

\vdots

uMu_M vMv_M

出力

T1T_1T2T_2 を下記の形式にしたがって、2N22N-2 行にわたって出力してください。すなわち、

  • 11 行目から N1N-1 行目には、T1T_1 に含まれる N1N-1 本の無向辺 $\lbrace x_1, y_1\rbrace, \lbrace x_2, y_2\rbrace, \ldots, \lbrace x_{N-1}, y_{N-1}\rbrace$ を、各行に 11 本ずつ出力してください。
  • NN 行目から 2N22N-2 行目には、T2T_2 に含まれる N1N-1 本の無向辺 $\lbrace z_1, w_1\rbrace, \lbrace z_2, w_2\rbrace, \ldots, \lbrace z_{N-1}, w_{N-1}\rbrace$ を、各行に 11 本ずつ出力してください。

各全域木を構成する辺をどのような順番で出力するかや、各辺の出力においてどちらの端点を先に出力するかは任意です。

x1x_1 y1y_1

x2x_2 y2y_2

\vdots

xN1x_{N-1} yN1y_{N-1}

z1z_1 w1w_1

z2z_2 w2w_2

\vdots

zN1z_{N-1} wN1w_{N-1}

6 8
5 1
4 3
1 4
3 5
1 2
2 6
1 6
4 2
1 4
4 3
5 3
4 2
6 2
1 5
5 3
1 4
2 1
1 6

上記の出力例において、T1T_155 本の辺 $\lbrace 1, 4 \rbrace, \lbrace 4, 3 \rbrace, \lbrace 5, 3 \rbrace, \lbrace 4, 2 \rbrace, \lbrace 6, 2 \rbrace$ を持つ GG の全域木です。この T1T_1 は問題文中の条件を満たします。実際、GG の辺のうち T1T_1 に含まれない各辺に関して、

  • {5,1}\lbrace 5, 1 \rbrace について、頂点 11 は頂点 55 の祖先であり、
  • {1,2}\lbrace 1, 2 \rbrace について、頂点 11 は頂点 22 の祖先であり、
  • {1,6}\lbrace 1, 6 \rbrace について、頂点 11 は頂点 66 の祖先です。

また、T2T_255 本の辺 $\lbrace 1, 5 \rbrace, \lbrace 5, 3 \rbrace, \lbrace 1, 4 \rbrace, \lbrace 2, 1 \rbrace, \lbrace 1, 6 \rbrace$ を持つ GG の全域木です。この T2T_2 は問題文中の条件を満たします。実際、GG の辺のうち T2T_2 に含まれない各辺に関して、

  • {4,3}\lbrace 4, 3 \rbrace について、頂点 44 と頂点 33 は祖先と子孫の関係になく、
  • {2,6}\lbrace 2, 6 \rbrace について、頂点 22 と頂点 66 は祖先と子孫の関係になく、
  • {4,2}\lbrace 4, 2 \rbrace について、頂点 44 と頂点 22 は祖先と子孫の関係にありません。
4 3
3 1
1 2
1 4
1 2
1 3
1 4
1 4
1 3
1 2

33 本の辺 $\lbrace 1, 2\rbrace, \lbrace 1, 3 \rbrace, \lbrace 1, 4 \rbrace$ を持つ木 TTGG の唯一の全域木です。 GG の辺のうちこの木 TT に含まれない辺は存在しないので、明らかに、TTT1T_1 の条件と T2T_2 の条件をともに満たします。